HOME > 県士会活動報告

県士会活動報告

最近の記事

2021年 第二回 宮崎身障勉強会 開催報告

4月22日に「病院と地域をつなぐ」をテーマにZOOMを用いた勉強会を開催しました。
約20名の先生方に参加いただき、今回は職種を越えて理学療法士の方の初参加もあり嬉しい限りでした。実行委員や参加いただいた先生方に改めて心より感謝申し上げます。
 今回、講師はリハシャインみやこんじょで所長を務めている作業療法士の野田晃司先生にお願いしました。デイサービスでの取り組みやO Tの今後について、病院では気づけない視点に気づくことができ、最終的に患者様・利用者様に還元するためにも病院と地域のセラピストが繋がる必要性を強く感じた内容でした。
 参加いただいた先生方からも「グループワークで医療・介護それぞれの話を聞けて思考の幅が広がった」「垣根を越えたO T同士の顔作り、地域ケア会議の活用等ヒントをもらえた」など、実行委員で目指していた「視点を増やすこと」に繋がったと感じております。
また、私個人としては「これまでの勉強会にないテーマでとても興味深かった」と企画に関してもポジティブなフィードバックをいただき大変励みになります。

 今回の勉強会は講師・参加者の皆様に承諾を得て、講義の録画を行いました。
様々な理由で当日参加できなかった先生方へも講師の熱い思いや価値のある情報をできる限り届けたいと考え、録画した講義を配信することにしました。
 下記、U R LまたはQ Rコードからぜひご視聴ください。
  https://youtu.be/fdnX9AjM90Q

今回の勉強会が皆様の気づきや行動に移す一助になると幸いです。
次回以降の参加もよろしくお願い致します。

宮崎身障勉強会会長
潤和会記念病院 
郡 健太

固定リンク | 2021年05月13日【65】

2021年 第一回 宮崎身障勉強会 開催報告

2月25日に宮崎身障勉強会を「作業療法士としてのキャリアを考える」をテーマにZOOMを用いてオンライン開催しました。初めてのオンライン開催であり、手探りながらも企画・運営に携わってくださった実行委員の先生方、当日勉強会に参加してくださった多くの先生方に心より感謝申し上げます。満員御礼の20名での開催ができました。
今回、講師はTCS認定コーチの資格を取得され、管理者として地域リハの分野でご活躍されている未来図Laboの宮本光先生にお願いしました。私自身も身近に出会ったことのない勉強会のテーマであり、どのような話が聴けるのか非常に楽しみにしておりました。
講義ではセラピストとしてのコミュニケーション力の必要性やキャリアは自分で選んでいけること、コーチングという視点で自分・相手と向き合うことで自分のなりたい将来像が見えてくること等を学ぶことができました。後半ではグループワークも実施し、同じ作業療法士同士で「3年後はどういう働き方をしていたいか」について熱く語ることができ、実際の職場でもなかなか得られないような刺激的な経験をすることができました。勉強会後の感想として多くの先生方も同様に感じておられたようです。
また、今回の勉強会は講師より承諾を得て、講義の録画を行いました。様々な理由で、Liveでの勉強会に参加することが出来なかった県士会員の皆様へも、講師の熱い思いを届けたいと考え、講師の許可を得て録画した講義を配信することに致しました。
下記、URLまたは添付されたQRコードからぜひご視聴ください。

https://mevie.it/0kxdsitukar04qdvv42swte0vjn4bfilwbknv5ge/?pw=

今回の勉強会が皆様のこれからの気づきの1つになると幸いです。
宮崎身障勉強会は今後も定期的にオンライン開催を実施していく予定ですので次回以降も多くの先生方の参加をお待ちしております。よろしくお願い致します。
                    
宮崎身障勉強会会長 
潤和会記念病院   郡健太

固定リンク | 2021年03月11日【64】

制度対策部アンケート調査のご報告

制度対策部で実施致しましたアンケート調査の報告を致します。
詳細は添付の資料をご参照下さい。

固定リンク | 2020年01月23日【63】

令和元年度「認知症アップデート研修」活動報告

 令和元年9月28日に、新富町総合交流センターにて「認知症アップデート研修」を開催しました。

 今回は、日南市立中部病院の岩切良太先生、大悟病院の押川真唯先生、協和病院の櫻川淳也先生、祇園デイサービスセンターの道本純子先生、若年性認知症支援コーディネーターの生田みい子先生に講義していただきました。
 
 講義1では、「世界と日本の認知症の問題と作業療法」ということで、岩切先生にご講義していただきました。世界と、日本の高齢化の現状と制度対策についてのお話に加え、日南市の地域に根差した活動を報告していただきました。認知症予防もですが、認知症になってからも安心して生活できるよう、疾患への理解を深める活動を自治体で行われており、OTの仕事の多様性についても学ばせていただきました。

 講義2では、「認知症の障害の本質と認知症原因疾患への理解」について、押川先生にご講義いただきました。高齢者を取り巻く、身体的・精神的変化についての情報が整理され、認知症の病態についての理解が深まりました。そこから、障害だけではない、環境やその人の人ととなりへの視点の大切さを含めた視野の広さの重要性を改めて学びました。

 講義3では、「BPSDの原因・背景および障害構造の理解」について、櫻川先生にご講義いただきました。対象者の問題と思われる行動に対し、どうしてその行為に至ったか、対症療法ではない解決につながるまでの考え方について教えて頂き、それには多職種で原因について考え、情報を共有して対処していくことが大切であると学ばせていただきました。

 講義4では、「認知症作業療法におけるアセスメントとマネジメント」について、道本先生にご講義いただきました。情報収集から、評価・マネジメントまでの一連の流れをイメージしやすい丁寧な説明をしていただきました。認知症評価票のそれぞれの特徴や、使いやすさ、おすすめなどが解りやすく解説していただきました。また、普段自分が行っていることで、足りない部分を発見でき気づきの多いお話でした。

 講義5では、「若年性認知症と現状と課題」について、生田先生にご講義いただきました。受講者の中で、お仕事の内容までは存じておらず、今回お話が聞けることを楽しみにされている方が多かったです。同じ認知症でも、発症年齢が若いという事で生活の障害が多く、生田先生がその方々を見て、話してきた対象者の様子がイメージでき、自分だったらOTとしてどう関われるかと、考えながらお話を聞かせていただきました。
 
今回の研修にご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。終了後のアンケートにも沢山のご意見をいただき、これからの活動に繋げていきたいと考えています。

                           西都病院 筒井瑞紀

固定リンク | 2019年10月17日【60】

平成30年度.認知症OTステップアップ研修活動報告

 11月11日(日)に宮崎県立宮崎病院にて平成30年度認知症OTステップアップ研修を開催しました。今回は京都大学大学院医学研究科 人間健康科学系専攻作業療法学講座 助教の小川真寛先生をお招きして、「認知症の人の作業に焦点をあてた評価と介入」というタイトルでお話し頂きました。

 認知症の作業療法というと回想法やバリデーション、RO、レクや手工芸、音楽、園芸ななどを思い浮かべますが、こうした手段としての作業だけでなく、時代の流れは目的としての作業の直接的利用に変遷してきているという話から始まりました。

 認知症を持つ方に対して、作業に焦点を当てた実践を行う際、その作業をどう抽出してどう可能化していくのか、作業遂行のニーズを明確にして作業遂行・参加を導くためにMTDLPやOTIPM、CPPFなどのプロセスモデルが紹介されました。

 プロセスは思考・行動過程を助けるルートマップのようなもので、自分がどこで躓いているのか振り返ることもできます。ただ認知症を持つ方のニーズを把握することや作業遂行を促進するための支援はプロセス通りに進めることが困難な場合も多くあるため、観察からの評価や家族・他職種からの情報収集、環境調整などの試行錯誤を繰り返し作業に焦点を当てた実践を行っていく必要があること、また日本作業療法士協会版の認知症の人に対する作業療法ガイドラインも紹介されました。
 
 後半は小川先生が翻訳された著書、プール活動レベル(PAL)についてお話頂きました。PALは英国の作業療法士であるPool氏が作成した認知症を持つ方への作業を基盤とした介入ツールです。まず6項目44個の質問から構成されているPAL個人史プロフィールや、9つの観察項目から活動能力を4段階のレベルに分類するPALチェックリストというもので評価を行います。その後、PAL活動プロフィールというもので対象者が活動に結び付くことを援助する実践的な手法を導きます。ここではPALについて説明しきれませんが、研修の中ではPALを用いた事例を聞いたり、実際にPALチェックリストを付けてみたりすることで、PALの使いやすさや認知症の方の作業能力をチームで共有することのイメージを持つことが出来たと思います。PALは認知症のある方への作業の参加を導く補助的なツールであり、対象者の興味や能力に応じたテーラーメイドの作業を利用することに有用である、とまとめられていました。評価はPALだけではありませんが、私自身は今回PALを学び、感覚的で曖昧な表現になりがちだった作業能力の部分の情報が整理され、またチームでの情報共有の参考にしてみたいと思いました。

 今回のステップアップ研修は54名の方にご参加いただきました。講師の小川先生、運営に携わられた先生方、前日からの研修や懇親会にご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました。(小池晶子)

固定リンク | 2018年11月28日【59】

[1]    «    1  |  2  |  3  |  4  |  5  |  6  |  7    »    [13]

- 管理用 -

最近の記事

月別記事

このページの先頭へ


コンテンツはここまで

© Miyazaki Occupational Therapists Association All rights reserved. 一般社団法人 宮崎県作業療法士会