HOME > 作業療法士の力 > “変り種”ソックスエイドの巻 宮崎社会保険病院 PT 中山慎也さん
作業療法士の力
現場の作業療法士がどんな場面で「力」を発揮しているのか。ぜひご覧ください。
“変り種”ソックスエイドの巻 宮崎社会保険病院 PT 中山慎也さん
今回は理学療法士(PT)編
ソックスエイドをつくる場合、よく用いられる材料はPP(ポリプロピレン)シートではないでしょうか?今回、ご紹介するソックスエイドの材料は、PET(ポリエチレンテレフタラート)-入手先はなんとレントゲン室です!病院内で発生する廃材を用いて作成した“変り種”ソックスエイドです。
材料は、レントゲンフィルムの100〜150枚梱包のなかに1枚程度入っている青色半透明のフィルム(撮影には使用されないもの)です。粘りと強度をだすために、3枚重で使用しています。デザインも使用方法も変哲のないものですが、材質(PET)ならではの“軽くて、滑らかな”使用感を実現しています。
これを製作したのは、PT(理学療法士)でした。担当している大腿骨頚部骨折の患者さんのために製作したそうですが、レントゲンフィルムを使うなんて目の付けどころがユニークです。OTもPTも、患者さんの生活に目を向けていくこと、訓練室だけの訓練に終わらないことが大事ですね!
2008年07月14日【9】
<< 100円ショップで自助具作成! 潤和会記念病院 都甲宗典さん | 戻る | 「作業療法士の力」の源 宮崎大学付属病院 黒木美妃さん >>